
知らずにやっている大きな間違い
『あなた猫背になっているよ!』と怒るように注意していませんか?
子供の気持ちでは『大好きなお母さんに嫌われる』と思い存在を否定されたように受け取ります。
毎回注意される度に『何度言われても出来ない…自分はダメなんだ』と自信をなくしていきます。
そして、卑屈な性格と姿勢が身に付いていきます。
間違った常識
このように姿勢を指摘された経験はかなりの方が経験していると思います。
医療機関でも、個々に原因を特定しないまま
『運動不足だからスポーツでもやってみたら?』と言われるだけです。
【姿勢矯正ベルト】【座って矯正出来るイス】【楽になるクッション】など姿勢に関するグッズもたくさん出回っています。
試したことがありますか?
かなりのストレスを感じます。
このストレスに慣れてしまうのも、実は大きな間違いなのです。
姿勢が悪くなる習慣と原因
では、なぜ悪い姿勢をとってしまうのか?
これを考えれば、改善に大きく前進していきます。
人それぞれ原因が異なります。
なので、Aさんに効果的だった方法が必ずしもBさんにも効果があるとはいえません。
でも、これをすると必ず姿勢が悪くなるものがあります
①脚を組む
②横座り
③寝ながらTVを見る
これらは全て体の軸が乱れる姿勢です。
日常的におこなっている方は要注意です。
他にも悪くする原因はありますが、個々に作用の仕方が違います。
なので一例を挙げます。
最も影響を与えるのは『ストレス』です。
特に我慢している時に体に現れるケースが多くあります。
なので、ストレスと感じることに日常的に晒されている方も気をつけましょう。
対策方法
正しい姿勢を身につけるには、自己判断でやらないことです。自分の感覚が乱れてしまっているので、上手くいくことはありません。
それよりも、今の自分はこの体勢が楽に感じているんだということを認めてあげることです。
自分を知ることで、現在地がハッキリしていきます。
一度取り組んだことがある方はお分かりだと思うのですが、やりだしてしばらくすると身体に異常を感じて不安になります。
『このまま続けていても大丈夫なんだろうか?』『かえって身体を悪くしないかな?』そんな不安も現在地が分かっていれば納得でき安心します。
なぜ姿勢を崩すのか?
何故?崩れた姿勢を楽だと感じるのでしょう?
片脚で立ち続けるのは、とても辛いですよね。
でも、楽な姿勢を取る時にこのような姿勢をしませんか?
この姿勢では左足に体重を集中させて、左の下半身と腰部の筋肉を活動させて、右の上半身を使ってバランスを取っています。
なので、右の下半身・左の上半身を休めることができます。
ということは崩した姿勢にはメリットがある
ということです
ただし、日頃からこれを習慣にしていると問題です
休めている筋肉は支える力を失って
ますます使う筋肉のみが強化されます
なので休息をコントロールすることが重要です
正しい姿勢の身につけ方
間違いがちなのが ”頑張る” ことです
どんな人も一生頑張り続けることは不可能です
ではどうするのか?
第一にやることは現状を把握することです
それにより現状での自分の傾向や弱点を理解して、可能な部分から変えていきます
長年の姿勢が短期間で正しい姿勢として身につくはずはありません
目標にもよりますが、最短で1ヶ月~半年を目安に取り組みましょう
いきなり高い目標に到達するのは頑張らないと無理ですが、コツコツと出来ることから身につけていけば変わります
そのために家族や友人に協力してもらいましょう
自然体で立った姿勢を前後左右で確認してもらいます
スマホなどで写真を撮ってもらうのもいいでしょう
チェックする方法
チェックするポイントはいくつかありますが
分かりやすいところで
〈前面・後面〉
・肩の高さの左右差
・足の位置(右が引けている、広く開いている)
〈左右〉
正しい姿勢では
耳-肩-股関節-膝-足の中足骨に重心線が通ります
そのラインを基準にして
頭が前方、骨盤が前方というように判定します
崩れている場合、自分にとって楽な姿勢がそうなっているので
「そうなんだ」と
人から言われたことは100%受け入れてください
タイプ別の取り組み方法
頭が前方で下向き
こちらの姿勢はとてもバランスが悪いので緊張が強い場合が多いです
もともと股関節や腰が動かし難いなどの状態で
手をついたりするので肩こりや腕にも負担がきています
硬くこわばった関節を柔らかくするように柔軟体操から取り組みましょう
頭が前方であごを突き出す
目が悪い、肩こり症の方に多い姿勢です
骨盤も前に突き出しているので
脚の筋力が低下しています
スクワットなどの筋力トレーニングが有効です
片方の肩が下がる
脚を組む・片足に重心を集中させることが日常的に多いので
バランス感覚を養いましょう
片足立ちやクランプなどで体幹を強化するのも効果的です
これらの対処で苦手な部分が改善されると立ち姿勢にも変化が表れます
人によっては感じたことのなかった腰痛や肩こりを感じるようになるかもしれません
合わないと感じた際には取り組みを止めて専門家にご相談ください
当院でもLINEで無料相談を受け付けております是非ご利用ください