自然治癒力を治療家が体感した話し
先日、背中を傷めてしまいました。
その時の体験から分かった事をお伝えします。
キッカケは子供たちと一緒になって楽しんだ
ボルタリングでした。
その時何が起こったのか
慣れてくると難しいコースにチャレンジしたくなるのが人間のサガです。
手を伸ばしても届かない場所だったので、ムリな体制でジャンプ!
その時に鈍い痛みが背中にありました。
「大したことない」と思っていましたが、
腕を伸ばす時
からだを曲げ伸ばしした時に背中に激痛が走りました。それだけでなく呼吸も普段より浅くなっていました。
こんな状態が1週間続いたので、「これはただ事ではない」と思い病院に行きました。
詳しくは動画をご覧ください
整形外科にかかってみて
ケガの内容は背骨の一部がズレたままになっており、それによって周囲の靭帯が引き伸ばされた状態でした。
患者さんに治療する場合、ゆがみを整えて必要に応じて固定の為のテーピングを処置します。
これですぐに痛みが取れて、完治まで2週間というところです。
しかし、今回は治してくれる人がいないので…
『よし!自然に治るのを観察してみよう!』
ということで、痛み止め・湿布を使わずに経過を観察してみました。
注意した点は《痛みを感じることはしない》ことに気をつけて《ケガ人らしく穏やかな生活》を心掛けました。
何故このような選択をしたのかは、動画をご覧ください
5月時点での現状
結果的には痛みが治まるのに40日かかりました!
その後、普段通りの動きを取り戻せたのかというと、答えはノーです。
90日経った現在、
痛みをかばっている間についたクセでお腹が出てしまったこと
歩くと右足が疲れて痛くなる
これは後遺症とも言えますが、痛みが取れたが、機能的回復が出来ていない状態です。
10月時点での現状
受傷してから10カ月が経ちました
3ヶ月目に現れていた『お腹を突き出した姿勢』『歩く時の右足の疲労感』は全く感じなくなりました
普段は忘れている状態です。
思いのほか時間はかかりましたが、自然治癒力だけでどのように回復するのかが理解できました
まとめ
上記のグラフは今回の実験で分かったことを分かりやすくグラフにしました
痛み止めやマッサージでは最初の段階で症状は軽くなります
しかし、長期的にみれば自然治癒の方が回復します
一刻も早く痛みを取り除きたい
時間をかけてでも元の状態まで回復したい
最初の選択で終着点が変わってしまうことを理解しておくと悩まずにすむと思います