ひざの構造

膝関節の特徴として、最も傷めやすい部分は内側の半月板や内側側副靱帯です。

その際に痛みが出る部分はやはり膝関節の内側部に痛みを訴える方が大半です。

ところが、稀に他の部分の痛みを訴える方がおられます。

ひざの裏側になにがあるの?

膝の裏は膝窩(しっか)と呼ばれる部分で、関節としての重要なものはなく、関節の動きを滑らかにする滑液包(かつえきほう)と膝を曲げる筋肉、そして足関節を底屈(ていくつ)させる筋肉があります。

つまり、膝や足首の関節を動かす為の機能があるのみで、からだを支えることによってすり減って痛みが増すことはありえないのです。

痛みの原因は?

膝の裏にできる疾患として

ベーカー嚢腫(ベーカーのうしゅ)があります

主な症状は、膝の裏が腫れている。膝を曲げる際に圧迫感や違和感があるといったものです。50歳代以降の女性に多くみられます。膝の裏の腫れ具合と触診により簡単に診断できます。他の腫瘍との鑑別のために、超音波検査やMRI検査などを行うこともあります。

膝 の後ろにある滑液包(かつえきほう)といわれる袋で炎症が起こり、関節液が関節腔(かんせつくう)から滑液包に流れ込んで溜まることによりできる腫瘤です。

これ以外にも痛みが出るケースがあります。

先程にも筋肉の作用として、曲げる作用が膝の裏の筋肉の作用と書きましたが、

この作用が逆転した時にも痛みが生じます。

では、どういった場合にこのような逆転が起こるのか?

それは骨盤のゆがみにより引き起こされます。

対処方法

膝の裏の筋肉の作用だけでなく、下肢の筋肉を正確に使う必要があります。

筋肉をやみくもに鍛えるのではなく正確に

これが重要です。

当院における治療

動作時に痛むことの多い症状ですが、静止した状態で正確に支えることができるようにしていきます。

骨盤が後傾している場合が多いので、整えていきます。

その後運動指導によって正しい筋肉の作用を再学習することで、7割の方は改善されています。残りは日常生活動作を改善することでほとんどの人は改善されます。

まとめ

膝関節の裏の痛みの原因は動作や支えるといった役割が乱れてしまったものです。

なので、正常な働きを取り戻せば必ず改善します。